夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

事件・事故

震災が起ころうと起こるまいと、変化が運命づけられた年(現実がひっくり返る年・6)

僕は、1月10日の[お題]大予想「現実がひっくり返る年」以来、今年2011年は、今まで当たり前だと思っていたことが逆転する年だと考えている。「現実がひっくり返る年」シリーズから、それらを引用してみよう。 2011年1月今、起きている事態は、このような過去…

情報難民を作ってきた日本人の空気

何が正しいかわからない前項「脱原発がなぜ脱福島になってしまうのか」で、福島の花火騒動を取り上げたが、それについて、主催者側の反省の記事があった。会談後、インタビューで中止を判断した是非を繰り返し問われた萩野市長は、何度も答えに詰まり、最後…

脱原発がなぜ脱福島になってしまうのか

福島の花火騒動愛知県でこんなニュースがあった。福島の花火、苦情で打ち上げず 愛知・日進市の祭り2011.9.19 13:44 愛知県日進市で18日夜行われた花火大会で、放射性物質の拡散を心配する苦情を受けた実行委員会が福島県で製造された花火の打ち上げを中止…

薬は毒の一部であることを忘れていないか

映画「宇宙戦争」から(ネタバレあり)録りためていたビデオからスピルバーグの「宇宙戦争」を見た。圧倒的な火星人の猛攻の前に地球人たちはなすすべを知らない。結論として、彼らを倒したのは人間の武器や策略ではなく、太古に造物主が創造した微生物であっ…

ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1)

我が愛する日本へ〜ドナルド・キーン89歳の決断〜クローズアップ現代で「我が愛する日本へ〜ドナルド・キーン89歳の決断〜」(6/29放送)を見た。解説には70年近くにわたり日本文学を幅広く研究し、世界に広めた功労者、アメリカ・コロンビア大学名誉教授の…

非現実が現実になる時(現実がひっくり返る年・4)(ネタバレ注意)

ここは現実じゃないWOWOWで「インセプション」が放送された。この映画については、夢の中のミッション「インセプション」考(ネタバレあり) で書いたが、その中で、自殺したモルの話が出てくる。人間には、しばしば夢の世界に行ったきり、戻ってこれない人が…

すべてが無責任になってしまう国(トップが馬鹿だから・2)

責任が明確でない国現場の東電の吉田所長が海水注入を停止しなかったことで、処分すべきでないという意見が沸き起こっている。注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長 東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海…

震災が露呈した情報のミスマッチと日本人の疎外感

田原氏と佐々木氏の対談より現代ビジネスに「田原総一朗×佐々木俊尚「原発問題を抜きにした復興構想会議なんてナンセンスです」」という対談記事があった。 被災地で取材した佐々木氏の言葉から、被災地で起こっているミスマッチの現状が明らかになってきた…

13日の金曜日に考える

真実は誰にもわからない今日は13日の金曜日である。13日の金曜日が縁起が悪いというのは、「イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている」という俗説があるが、正しくない。 キリスト教では主…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(4)

支援の輪は世界を変えるかマイケル 今回の災害で目を見張るべき側面の一つが、国際的な援助の手が続々と差し伸べられている、ということだ。経済的には、非常に貧しい国からも、例えば、アフガニスタンのカンダハラや、あるいはバングラディッシュからも、日…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(3)

原子力発電のジレンママイケル ありがとうございます。ほかにも様々な意見があると思う。議論の中で、まさに哲学的なジレンマが提示された。私たちは、どう生きるべきなのか。何を学びとれるのか。価値観や究極の選択を議論しながら、続いての問題に進もうと…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(2)

危険な任務は誰が担うべきかマイケル ありがとう。議論が深まってきた。さて、ここから原発での作業にあたる人たちの英雄的な行為に焦点を当てよう。勇敢にリスクに立ち向かう日本の作業員という見出しがニューヨーク・タイムズ(3月16日)にも掲載されている…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(1)

抜き書きとは、テレビで放送された中で、これはみんなに知ってほしいというものを論評せずに書き起こす試み。抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」・抜き書き・「たけしの新・教育白書」〜頂上対談よりに続く、3回目。今回選…

なぜ、歴史の変わり時は精神論がはやるか(精神論はやめよう・5)

(1)精神論をぶつ人が高齢者や歴史通に多いのはなぜかそれは簡単である。年齢が若い人は経験が少ない。歴史の変わり目に立ち会った人間は、高齢者に多いからである。また、歴史通は、当然ながらそのころの知識を持っている。だから、過去の経験と比較して次…

日本人の「雄々しさ」という精神論(精神論はやめよう・4)

現在、書いている「精神論はやめよう」シリーズでは、日本古来の「神風思想」にこだわることで、日本国民に復古主義を強いることになり、日本の未来は開けないのではないかという思いで書いている。ところで、いろいろ論証を求めてたまたま2つの文章を読ん…

個人の不安と集団への不信(精神論はやめよう・3)

震災後、1か月たって、こんなことを考えた。日本人は、ひとりひとりは勤勉で優秀だが、集団になると、その能力が相殺されて、とんでもないことや頓珍漢なことをやってしまう習性があるのではないか。今回の、東京電力の対応や、民主党の行動からそう思った…

善意の暴力(精神論はやめよう・2)

ひとつになるのは日本人か日本国家かフジテレビ「ひとつになろう日本」、日本テレビ「つながろうニッポン! 」など、新聞や週刊誌だけでない。テレビも局を上げて精神論が始まった。もちろん、出演するタレントに問題はない。彼らは純粋に善意で参加している…

(不謹慎ニュース)連続ドラマ「フクシマ原発」に「ピット」が新登場

配管の「トレンチ」に続き、弟「ピット」が全テレビ局制作の連続ドラマ「フクシマ原発」では、また新しい登場人物が出演することが決まった。福島第1原発の事故で、2号機の取水口付近の立て坑「ピット」にたまった放射能汚染水の海への流出が止まらず、東…

傷ついた竜の復活(現実がひっくり返る年・3)

竜にたとえられた日本僕が「日本沈没」の話をしたのは震災前だった。それは、「[お題]ガラパゴスかパラダイス鎖国か」の中で、渡老人の言葉を引用した。「いわばこれは、日本民族が、否応なしにおとなにならなければならないチャンスかもしれん……。これから…

大東京、電気なければタダのハコ?

東京ドームもディズニーランドも使えないプロ野球のセ・リーグが東京ドームのナイトゲームをあきらめたという。【巨人】4月は東京ドームで試合せず 巨人は、今季の開幕が4月12日に決定したことを受けて、試合日程に関して3点、発表した。 (1)4月1…

絶望と希望の2つの道

佐々木氏は、なぜ20年と答えたか僕は、「希望のない国から希望の国へ」の追記で、ITジャーナリストの佐々木俊尚氏から、ツィートをいただいたと書いた。われわれが20年間失ってきた、そして今再び取り戻しつつある「希望」について。/希望のない国から希望…

テレビ局も計画停電せよ

東京には、現在、地上波でもNHK2局、民放5局が放送されている。NHKは教育テレビの深夜とBS2の深夜は放送を終了している。地方によっては、NHK2局、民放1局しかない地域もあり、その分考慮しなければならないが、ともかく、放送内容がほとんど同じなので、こ…

希望のない国から希望の国へ

マスコミはなぜ不安をあおるのか僕は「メディアが不安をあおる理由」で、「リスクのモノサシ」(中谷内一也著・NHKブックス)の言葉を引用している。マスメディアの報道スタイルのうち、人々の不安を高める原因の一つとしてあげられるのが、幅広いリスク評価の…

想定外の事態(現実がひっくり返る年・2)

今回の地震は何もかも想定外だった。そう言うのはテレビに登場する地震学者たちである。10メートルを超える大津波など考えていたら、いくら堤防を高くしてもコストばかりがかかる無用の長物となっていただろう。 想定外と言えば、福島原発の炉心溶融による活…

東北地方太平洋沖大地震と岸辺のアルバム

3月11日に起きた「東北地方太平洋沖大地震」をテレビで見ていると、今回の地震の特徴は大津波だと思った。「阪神淡路大震災」では、ねじれた高速道路や倒れた高層ビル、家屋の火災を思い出すが、大津波で流れる家屋を見ていると、僕はなぜか山田太一のドラマ…

中東の反政府デモは、「現実がひっくり返る年」の始まり

独裁政権の特徴はメディアを握ることCNNによれば、北アフリカのチュニジアに端を発し、エジプトのムバラク政権を崩壊させて中東に広がった反政府デモはリビアにも飛び火した。イランやバーレーン、アルジェリア、ヨルダン、シリア、イエメンでも、国民の不満…

お題「就職活動中の学生のみなさんへ」―社内失業課へ配属されないために

ようやく、就職試験の狭き門を通り抜けて、正社員となっても、企業内の「社内失業課」の魔の手を通り抜けるのはなかなか困難だろう。前項「600万人の社内失業者」でも書いたとおり、全国のサラリーマンの13%がこの「社内失業課」なのだ。しかも、新卒を重点…

不信の時代

30代のひきこもりが70万人NHKクローズアップ現代で、「働くのがこわい 新たな“ひきこもり” 」という番組が放送された。内容紹介によると、“ひきこもり”の長期化、高年齢化が止まらない。去年内閣府が行った調査によると、ひきこもりの人は全国に70万人い…

なぜ、ロケーションフリーは生産完了になったか

1月18日、最高裁は、日本のテレビ番組をインターネット経由で海外でも視聴可能にしたサービスは著作権法違反だとして、NHKと在京民放5社が、サービスを運営する「永野商店」(東京)に対し、事業差し止めなどを求めた訴訟の上告審判決が18日、最高裁第…

テレビコメンテーターと言う不思議な商売

今度はタレントの麻木久仁子の浮気疑惑が起こった。何でも、やはりタレントの大桃美代子が12月19日にこんなツィッターをしたという。今年嬉しかった事は、Twitterを始めて色々な方と出会えたこと。ショックだったのは、元夫が麻木久仁子さんと不倫をしていた…