夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2011-01-01から1年間の記事一覧

追悼・小松左京(現実がひっくり返る年・5)

作家の小松左京氏が亡くなった。壮大なスケールのSF小説「日本沈没」などで知られる作家の小松左京さんが、26日に肺炎のため大阪府箕面市の病院で死去したことが28日、分かった。80歳だった。関係者によると、今月8日から同病院に入院しており、最…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(3)

補足編萩本欽一(1) 19回のNG萩本 テレビに出て失敗して、テレビに合わないから来るなって言うんで、テレビ19回止めちゃったことがある。 それで、合わないと思ってテレビに出られなかった。と思ってテレビに出なかった。(欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(2)

加藤茶編徳井義実(チュートリアル) 「全員集合」いろんなところで、公開収録とか、地方に行かれていました 加藤茶 そうね。地方はあちこち行きましたね。 徳井 それで京都会館、僕地元京都なんですけれど、京都会館にいらした時に、見に行きましたもん。 加…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(1)

NHKの地デジ特番「そのとき、みんなテレビを見ていた」7月24日、NHKで放送されていた「そのとき、みんなテレビを見ていた」。様々なドラマや歌番組、バラエティなどアナログ時代に放送されていた番組を振り返る特番だったが、その中で萩本欽一氏、加藤茶氏を…

感動を消費するな、感動から学べ(夢は見るものではなく叶えるもの・3)

「感動をありがとう」の違和感サッカーのセルジオ越後氏が書いた「感動をありがとう」ではなく、サッカーを語れ!に岡田憲治氏のツィートが掲載されていた。なでしこジャパンのW杯優勝と、それに伴う報道の激化について、「言葉が足りないとサルになる」の…

夢を見る人と夢を叶える人(夢は見るものでなく叶えるもの・2)

澤穂希選手は坂本龍馬に似ている前項「夢は見るものでなく叶えるもの」を書いていて、彼女の考え方は、坂本龍馬に似ていると思った。俳優の福山雅治氏が書いた「龍馬」を語る(文藝春秋2010年12月号)で、龍馬さんが命を懸けてやりたかったのは、故郷・土佐を変…

夢は見るものでなく叶えるもの

澤穂希選手の言葉ワールドカップで優勝したなでしこジャパンが帰国した。会見の中で澤穂希(さわほまれ)選手の言葉が気になった。サッカーキングの「日本が世界の頂点に立った日。苦しみを乗り越え、ドイツに咲いた満開の“なでしこ” 」に澤穂希選手の著書『ほ…

PSPリマスターとトランスファリングはゲームにとって何を意味するか(ホームサーバの戦い・第96章)

PSPリマスターとトランスファリングは違う僕は、これからはトランスファリングが主流になる?(ホームサーバの戦い・第92章) で、こんな言葉を引用した。「トランスファリング」は、セーブデータを共有することで、一つのゲームを据え置き型ゲーム機と携帯型ゲ…

NHKはWOWOWになる? (ホームサーバの戦い・第95章)

朝日新聞にこんな記事があった。NHK受信料「ネット視聴者も支払いを」 諮問機関提言 NHK会長の諮問機関「NHK受信料制度等専門調査会」(座長・安藤英義専修大教授)は12日、放送がインターネットでも同時送信される時代になることを前提に、ネッ…

事実を積み重ねて初めて真実が見えてくる

僕のエントリーはすべてそうだが、新しい情報と過去のエントリーとの比較で成り立っている。これは「アイデアの作り方」にもかなっている。アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもないということである。(ジェームス・W・ヤング著/今井茂雄訳…

日本人の古層と空気

池田信夫氏の日本政治の「古層」を読んでいると、次の箇所があった。菅首相の極端な行き当たりばったりの行動は、こうした日本政治の「古層」が津波に洗い流されて露出したのかもしれない。きのうアゴラBOOKセミナーでも田原総一朗さんと意見が一致したこと…

大伴昌司と金城哲夫(2)(ウルトラ幻想曲・3)

年表(3) ウルトラマンと怪獣図鑑1964年10月10日 東京オリンピック開催 1964年 大伴昌司(28歳)、『ぼくら』で「恐怖文学セミナー」を連載 1965年 金城哲夫(26歳)、「ウルトラQ」製作 1965年1月 上原正三、円谷プロに入社 1965年5月 大伴昌司(29歳)、『SFマガ…

大伴昌司と金城哲夫(1)(ウルトラ幻想曲・2)

早逝した天才・大伴昌司と金城哲夫現在、WOWOWで「ウルトラQ」のHDリマスター版が放送されている。実は、今年はウルトラQが放送されて45年にあたるという。これを記念して、過去に書いたウルトラ幻想曲の続編を書いてみたい。その歴史を詳述するスペースもな…

日本人の謎「極端から極端へ」

郷に入れば郷に従え日本語のことわざに「郷に入れば郷に従え」というものがある。Webiloによれば、郷に入れば郷に従え 読み方:ごうにはいればごうにしたがえその土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である、などの意味…

ブログを永遠のメディアにするための基本原則

(1)資料は出し惜しみしない僕は、ニュース記事は、かなりの部分を引用する。リンク先を示すだけでは、リンク先が消えたとき、そのブログはその瞬間から未完成になってしまう。何年か先まで読むに堪える記事を書くためには、資料はできるだけ読み込むことが必…

ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(2)

日本人の大きな謎「極端から極端へ」前項「ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1) 」でわかったのは、キーン氏は、2点の感動と1点の謎を示した。一つは、地元商店街や街の人々の庶民性であり、一つは、震災や戦争という大きな災害にあったとき…

ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1)

我が愛する日本へ〜ドナルド・キーン89歳の決断〜クローズアップ現代で「我が愛する日本へ〜ドナルド・キーン89歳の決断〜」(6/29放送)を見た。解説には70年近くにわたり日本文学を幅広く研究し、世界に広めた功労者、アメリカ・コロンビア大学名誉教授の…

地デジ化1か月前(ホームサーバの戦い・第94章)

7月24日の地デジ化を前にいろいろ情報が集まってきた。7月からのアナログ放送僕は、昨年末、来年4月からアナログ放送はこうなる?というエントリーを書いている。その中で、4月からの映像は か になる可能性があると書いた。現状はご承知の通り、そうはなって…

菅首相の一発逆転、自然エネルギー担当相に孫社長起用の噂

一発逆転の追求は国の衰退の第4段階ZAKZAKにこんな記事があった。「内閣改造は、震災復興半ばという今の世情や、『死に体内閣では常識的には無理だ』という声が多い。しかし、追い詰められた菅首相はあり得ないことをやっている。だから、リアリティーをもっ…

リファラーの転移

本日(2011/6/21)、9:52から13:02までのダッシュボード上のリファラーの傾向を調べてみた。時間が、きっちりしていないが、それはリファラー一覧の2ページ分を知らべただけである。すると、zenbackの野望?を書いた時とリファラーの状況が完全に変わってしまっ…

非現実が現実になる時(現実がひっくり返る年・4)(ネタバレ注意)

ここは現実じゃないWOWOWで「インセプション」が放送された。この映画については、夢の中のミッション「インセプション」考(ネタバレあり) で書いたが、その中で、自殺したモルの話が出てくる。人間には、しばしば夢の世界に行ったきり、戻ってこれない人が…

「衰退の五段階」を読む

ようやく、図書館から「ビジョナリーカンパニー3衰退の五段階」を借りることができた。実は、この本については、昨年の11月、藤代氏のブログを引用した「朝日新聞は、今、何を考えているか・3(ホームサーバの戦い・第79章) 」で、この本の話があったからだ。…

しゃべりがうまい人、聞くのがうまい人

テレビが求めるしゃべりがうまい人日本人はシャイだと言われる。自己紹介も下手だという。だから、かつてのCMは「男は黙ってサッポロビール」と言っていた。男は、おしゃべりより、寡黙な人がいいというのが、昔の常識だった。ところが、今、テレビを見れば…

評論家は政治家になるべきではない

一億総評論家の時代そもそも評論家の資質と政治家の資質は違うのではないか。例えば、テレビで、政治家をやり込める評論家がいる。視聴者は、その通りだと思い、拍手喝采をする。そして、この評論家が政治をすればと視聴者は考え始める。一方、評論家の方も…

翼一周年―アクセス数で振り返る2011年前半

昨年6月に翼に移って丸一年がたった。管理人の朝之丞氏、Six Apartの関氏に感謝したい。自分には想像できない、影の努力のおかげで、現在の翼が存在しているのだと思う。と同時に、私たちも内容を深めていかなくてはならないと思う。 昨年年末に、アクセス数…

アップルと任天堂が目指すカジュアル化への道(ホームサーバの戦い・第93章)

デシタルハブの変遷WIRED VISIONにこんな記事があった。6月6日(米国時間)に始まった米Apple社の『世界開発者会議』(WWDC)で、『iCloud』の詳細が明らかになった。 Apple社にとってiCloudは、過去に『MobileMe』で失敗した試みに続く、オンライン・ストレ…

これからはトランスファリングが主流になる?(ホームサーバの戦い・第92章)

コナミが発表したトランスファリング6月7日から始まるE3を前にして、今日の段階でエントリーするのは、ちょっと気が早すぎるが、わかってしまったら話題にならないかもしれないので、とりあえず。ゲームメーカーのコナミがこんな提案をしている。KONAMIは、…

菅直人氏の「総理大臣の器」

菅直人氏のWikipediaを読んでいて、彼の著書に「総理大臣の器―「菅」対「小泉」マニフェスト対決」(幻冬舎/2003年刊)という本があるという。現在、与野党から攻撃されている菅氏は、総理大臣について、どんなふうに考えていたのか気になった。 実は、「総理…

テレビ広告の陰り

スポンサーが広告費の減額を求めている読売新聞にこんな記事があった「エ〜シ〜」大量放送、もめる料金の帳尻合わせ 東日本大震災の後、テレビCMの広告主となっている企業の多くが、民間テレビ局に対して広告料金の減額を求め、交渉が難航している。 各企…

男は理屈で動くが、女は感情で動く

前項「すべてが無責任になってしまう国(トップが馬鹿だから・2) 」を書いてて、こんなことを思い付いた。 組織というのは、理屈の産物だ。その人物を判断するには、名刺を見てその会社でどこの役職についているかを見て判断する。会社の役職というのも、簡単…