夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2010-01-01から1年間の記事一覧

リスクゼロ企業ほどタダ乗り社員(フリーライダー)が多い

週刊「ダイヤモンド」の「解雇解禁」から 前項「リスクゼロ社会の幻想」では、画期的な新発明ができない企業は、常に内向きな発想をすることを指摘した。それは、当然ながら社員の特質に現れている。僕は、その中で、むしろ、自分の地位を守ることに汲々とし…

リスクゼロ社会の幻想

ノイズとキュレーション前項「IE6廃止とリスクゼロ前提社会」で、僕は、池田氏のブログから、企業には無言の共有知識があり、少しでもリスクがあると、それを恐れて動かない人が出てくるので自分だけが動くと危ない・・・という無限ループが生じるので、リス…

IE6廃止とリスクゼロ前提社会

佐々木氏のツィッターと池田氏のブログ 現在、翼では「IE6廃止」をテーマに、さまざまなエントリーが書かれている。しかし、多くの企業が「IE6」の問題を意識しながら、なかなか進展しない。そこには、一種の企業文化が原因に根ざしているのではないか。 佐…

怪談「都市八分」とノスタルジア軍団

怪談「都市八分」は保守主義者の嘆きか 怪談「都市八分」・人間はモノに変化したを読んで、「昔が良かった」とか「ケータイを捨てろ」と思った人がいるとしたら、それは意味を取り違えている。僕は、文明の進化というのは、止められないものであり、最近のニ…

モノになりかかった人への処方箋

忙しくて孤立する都市の構造「希望がない」「対話がない」「考えない」というのが現代日本人の特徴だ。仕事が忙しくて家族との対話がなく、対話するのも同じ会社の仲間だけ。一生懸命考えているのだが、結局、自分の周りのことだけで、将来や全体を展望して…

アップル・ソニー(SCE)・任天堂の次世代機を大胆に予測してみる。(ホームサーバの戦い・第69章)

次のiPadはApple TV内臓 音楽・動画・電子書籍ときて、何か足らないと思ったら映画コンテンツがあった。Apple TVがもう一つブレイクしないのは、アメリカでは同じような機器が室内にあるからだ。映画を外に持ち出そう。これが、今度のiPad。ただ、iPadには映…

怪談「都市八分」・人間はモノに変化した

消えた村二分 村八分という言葉がある。村八分(むらはちぶ)とは日本の村落の中で掟や秩序を破った者に対して課される消極的制裁(共同絶交)行為についての俗称。地域の生活における十の共同行為のうち、葬式の世話(死体を放置すると腐臭が漂う、また伝染…

夢の中のミッション「インセプション」考(ネタバレあり)

ミッション・インポッシブル・イン・ドリーム? 映画「インセプション」(クリストファー・ノーラン監督)を見てきた。ホームページのイントロダクションにこうある。コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が一番無防備になる状態。つまり眠っている時に夢を通…

マスメディアは人から腐る

佐々木氏のツィッターから 佐々木俊尚氏のツィッターにNHKのクローズアップ現代のディレクターとの話があった。 Twitterの取材に来た初対面のNHKクローズアップ現代ディレクター。「日本人の情報発信欲求にTwitterがはまったのでは」というと「はあ? 日本の…

ブログには新しいも古いもない

管理サイトのリファラーの項目を見ていると、zenbackの関連リンクの表示にもよるのだろうが、新旧実にバラバラである。もちろん新しいブログほどアクセス数が増えているのも当然だ。そこでこう考えた。今までブログへはこんな誤解があったのではないだろうか…

zenbackの野望?

zenbackを貼った ウィジェットを探しているうちに、このTypepadを作っているSix Apartよりzenbackというブログパーツが配信されているという情報があった。クローズドベータ版ながらこんな特徴を持っている。zenbackはブログパーツです。ブログの記事の下や…

知識はオープン化されなければ役に立たない

図書館と自宅の書庫 僕のエントリーは、毎回、大量の本の引用によって成り立っている。前項の「スター・ウォーズの「執着」について考える」でも、4冊の紙資料(スター・ウォーズ小説版3冊とプログラム1冊)と4点のWeb資料(Wikipediaなど)を使って…

スター・ウォーズの「執着」について考える

ビッグス&ウェッジはFFにも登場 現在、NHKのBSハイビジョンで、スター・ウォーズを一挙6作放送されている。20日に放送されたエピソード4・新たなる希望は、1977年の作品だが、今回はデジタル・リマスターのHDリマスター版で、33年前の作品なのにエピソード1…

巨大なライバルを乗り越えるために役立つ『禁じ手』という手法

「踊る大捜査線」は「太陽にほえろ!」を禁じ手にした 前項「踊る大捜査線」の作り方で、脚本の君塚氏が、「太陽にほえろ!」がいかに実験作かを述べたとき、「なら、それ全部、禁じ手にしちゃいましょう!」 プロデューサーから脚本家に対する挑発である。刑事…

「踊る大捜査線」の作り方

「踊る大捜査線」はリアル警察物 映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツラを解放せよ! 」を見てきた。映画としては3作目。主人公の青島俊作はヒラから係長に進級した。パンフレットで織田裕二氏にこんなインタビューをしている。―――今回は青島が係長に昇進し…

なぜ、日本にジャーナリズムは根付かなかったのか

前項「ジャーナリズムの試練」で最後に佐々木氏の僕はこれから先の時代は、マスメディアも大企業もない世界になっていくんじゃないかとイメージしています。(まぐスベインタビュー)という言葉を引用した。どのようにしてマスメディアは消滅していくか、そし…

ジャーナリズムの試練

相撲界とマスメディア、なぜか似ている官僚組織 ついに、NHKが名古屋場所の相撲中継を中止した。そもそもの発端はなにか。 2010年5月20日、大相撲五月場所が開催されている最中に発売された週刊新潮(5月27日号)で、琴光喜が暴力団を胴元とするプロ野球を対…

朝日新聞は、今、何を考えているか・2(ホームサーバの戦い・第68章)

「紙からデジタルへ」ではなく、「紙もデジタルも」 朝日新聞は、今、何を考えているか(ホームサーバの戦い・第67章) では、佐々木俊尚氏のTweetを中心に小寺信良氏のブログを加えて、ライター側から朝日新聞のデジタル戦略について推測を交えて書いている。…

21世紀の今、改めて読み解く手塚治虫のメッセージ

鉄腕アトム・ブラックジャック・どろろの共通点 昨年2009年は、手塚治虫生誕80周年であった。実写版映画「MW」や「どろろ」、ハリウッド版アニメ「ATOM」など公開されたが、もう一つパッとしなかった。60歳で亡くなった手塚治虫にとって、せめて鉄腕アトムが…

批判するより学べ

日本のサッカーの夏は終わった。「感動をありがとう」なんて、誰もが言ってるが、試合前の評判は最悪だった。もちろん、練習試合の結果を見てのものであるし、材料がないこともあるが、それでもまず批判から始まるのはいただけない。 僕は、「悲観論からは何…

ソフトバンクの300年後を想像してみる

なぜか似ているレイ・カーツワイルの説 孫正義氏のソフトバンク新30年ビジョンを見た。さすがに、2時間以上は、パソコンでは無理。30年ビジョンといいながら、なぜか話が300年ビジョンに。ソフトバンクは、将来、脳型コンピュータを売りたいと思っているらし…

朝日新聞は、今、何を考えているか(ホームサーバの戦い・第67章)

サッカー・デンマーク戦を前にして、佐々木氏のTweetを読む 6月24日の夜、佐々木氏のTweetを読んでいると朝日新聞のWEBRONZAっていうのがスタートして私も執筆者に入ってるんだけど、ここ原稿料が1本1万円。おまけに月に何本書いても上限は2万円。有料サイト…

iPadが引き起こすジャーナリズム革命(ホームサーバの戦い・第66章)

iPadは入れ物の一つに過ぎない 僕は、「なぜ、iPadは革命的か(ホームサーバの戦い・第56章)」の中で、「コンピュータに慣れた人しかアクセスできないものがそうでない人もアクセスできるようになる」(NHK「爆笑問題ニッポンの教養」file:107「現実ヲ拡張セ…

マツダの事件と秋葉原をつなぐもの

再び「誰でも良かった」事件、突発する また、無差別殺傷事件が起こった。何でも、2年前の秋葉原の事件の模倣であるという。「秋葉原事件のようにする」マツダ11人殺傷 広島市南区のマツダ本社工場に22日朝、乗用車が侵入し、男性従業員を次々とはねて…

過去のエントリーはデータベース

最近、2日に1本の形で、エントリーを書いている。リニューアル最初はペコちゃん疑惑・フォト版。最初だから、できるだけ華やかなものを書きたいと思った。そこで、過去に書いたペコちゃん疑惑・2を思い出した。実は、CNET Japanの読者ブログでも写真を載…

門外漢が考える商標登録の不思議

あらかじめ、断っておくが、僕は、著作権とか商標登録に詳しいわけではない。だから、間違っていたら指摘して欲しい。 ペコちゃん疑惑・フォト版で、おそらく誰もが疑問を抱くと思うのが、例えば、スペインのミス・パロミータは、不二家のペコちゃんをパクっ…

孫氏の理想と夏野氏の悲嘆(孫正義VS池田信夫「光の道」対談(夏野剛司会)を読む)

なぜ、孫vs 池田が孫vs 夏野に? ソフトバンクの孫正義氏の「光の道」対談シリーズ第二弾、前回のITジャーナリストの佐々木俊尚氏に続き、経済学者の池田信夫氏だった。なお、佐々木氏との対談については、ジョブズ氏と孫氏の2015年・クラウド革命の違いはど…

ペコちゃん疑惑・フォト版

今回のエントリーは、リニューアル記念として、ペコちゃん疑惑とペコちゃん疑惑・2 を、改めて写真つき(ペコちゃん疑惑2はリンクのみだったので)で紹介しよう。(1)起発端は、2007年5月、あるブログに載っていたスペインのペコちゃんそっくりの写真だった。 …

アップル vs ソニー第二弾!今度は朝日新聞と提携して電子書籍分野に(ホームサーバの戦い・第65章)

日本版アップル包囲網 こんな記事があった。 ソニー、KDDI、朝日新聞 iPadに対抗 電子書籍新会社7月設立 ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社は27日、共同出資して電子書籍端末向け配信会社を設立する、と発表した。ソニーは現在欧米で…

おもちゃ箱のように、そして宝石箱のように

僕は、一つ一つのブログにあらゆるものをぶち込んだ。そして、できるだけ生の言葉を盛り込んだ。一つの書籍を探して東京中の図書館を回ったし、映画の中の台詞を求めて神保町の古本屋から昔のプログラムを見つけ出した。うろ覚えな言葉で文章をつづったとこ…