夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2012-01-01から1年間の記事一覧

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・2

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で、登場した素朴な疑問を補足情報として後追い調査する「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1に続く2回目。今回のエントリーについては、少年サンデーと少年マガジンの争いについて深く関係している。横尾忠則の少…

900本目のエントリー

2006年12月からCnet Japanの読者ブロガーとして始めた「夢幻∞大のドリーミングメディア」、プラットフォームを変えたり、URLを変えたりの歴史だったが、今回のエントリーで900本目。まだ、URLを変えて3か月目なので、アクセス数は前ほどではない。(なお、ア…

踊る大捜査線ファイナルの2つの言葉(ネタバレあり)

踊る大捜査線ファイナルを見てきた。室井、青島の2人の言葉が記憶に残る。 一つは、柳葉敏郎演じる室井慎次の言った「組織の中にいる人間こそ信念が必要」であり、織田裕二演じる青島俊作の言った「正義を守るには胸に秘めておくくらいがちょうどいい」とい…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1

前項抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」は、番組をそのまま書き起こしたものだが、これだけで終わってしまったら、僕のブログの意味はない。僕は、ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1) でも、番組の中で登場した書籍を調べたドナルド…

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」

9月19日にNHKで「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」を見た。かつて、爆笑問題が登場するこのシリーズでは、抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」を書き起こしている。今回は、日本のマンガの歴史に対しての興味深い話があっ…

組織は理屈、ネットは感情(ネットによって加速される公私混同・4)

あらゆる組織は理屈で出来ている 人間と人間が集まって組織を作る。会社組織にしても国家体制にしても、組織内部の上下関係は、組織外には通用しない。それは組織が理屈で出来ている証拠である。たとえば、男は理屈で動くが、女は感情で動くでも、こう書いて…

理屈は感情に勝てぬ(ネットによって加速される公私混同・3)

NHKスペシャル「出生前診断そのとき夫婦は」を見た。解説には、妊婦が必ず受ける超音波(エコー)検査。ここ数年その機械は飛躍的な進歩を遂げ、これまで‘生まれるまで分からない’とされてきた胎児の病気や障害が、詳細に分かるケースも増えてきた。更に、こ…

ネットによって加速される公私混同・2

尖閣諸島の国有化や竹島問題により、アジア近辺のデモが過激化している。一方、中国政府が自国の領土を主張している限り、国内デモを取り締まることはできない。もし、取り締まれば、自己矛盾となり、政府批判の暴動となってしまうからだ。そして、中国国内…

なぜ、日本のマスコミは、「空気を読む」のか

朝日新聞デジタルに【放送】日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?という記事があった。著者はTBSの金平茂紀氏。興味深いのは、ニューヨーク・タイムズのマーティン・ファクラー東京支局長の言葉を引用していることだ。 〈私が12年間、日本で…

作りたいものを作っているか

話題になっている自動車はできるのに、家電はなぜできないか? というブログを読んだ。話は単純、自動車メーカーは、自動車が好きな人が集まっている、家電メーカーはそれほど家電が好きな人はいない。だから、家電メーカーの上司がそれを作れといったから作…

「漂流するソニーのDNA」から久夛良木氏の行動を読み解く(ホームサーバの戦い・第126章)

消えた「その逆をやって」AV Watchなどに連載を持っているジャーナリストの西田宗千佳氏の「漂流するソニーのDNA プレイステーションで世界と戦った男たち」を読んだ。実は、この本は、4年半前に書いた「美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年…

もっとパラリンピックに目を向けよう・2

これは、もっとパラリンピックに目を向けようの4年ぶりの続編。これを書いたのが、2008年の北京オリンピックの時だった。今回のロンドンオリンピックでも放送状況はあまり変わらない。毎日、NHK総合とEテレで45分だけダイジェストが流される。乙武洋匡氏がこ…

ネットによって加速される公私混同

かつて、公と私は区別されるものだった。公共の場所に行くには、それなりの服を着て礼儀が重んじられた。テレビがなかったころ、映画館が唯一の娯楽であったが、人々は映画館に行くために着飾っていったものだ。映画のスターは、庶民とはかけ離れていた。テ…

ショールーミングの先にあるもの

朝日新聞8月24日の記事で、ショールーミングという言葉を初めて知った。〈ショールーミング〉 消費者が店舗に出かけて商品を検討したあと、購入せずにネット通販で購入する行動で、米国での造語。実際の店舗がショールームのように利用されるため、こう呼ば…

ジャーナリストの死とジャーナリズムの死

フリー・ジャーナリスト山本美香氏の死が報道された。ジャーナリストの戦地での死は何人目だろうか。なぜ、危険と分かっているのに危険な場所に近づくのか。山本美香氏は、かつてNHKの番組で、山本美香さんは「長崎県の雲仙普賢岳の噴火取材が大きな転機とな…

誰もが大切な人に (悲しみが希望に変わるとき・2)

悲しみの先にあるのは怒りとあきらめ佐々木氏のツィート生活保護世帯の子供たちの実状。家庭での居場所も学力も、数多くの「あたりまえ」を最初から奪われている。/貧困の世代間連鎖は止められないのか 「江戸川中3勉強会」25年目の夏 http://bit.ly/N4FTxF…

悲しみが希望に変わるとき

8月15日にアジアが反発する中国・台湾・韓国などと日本の領土問題が再燃している。わざわざこの時期を選んでという気がしないでもない。考えてみればわかることだが、日本のメディアがこのシーズンで放送する番組内容を見れば、ほとんどが戦争加害者の立場と…

大切な人を亡くすということ

死んで初めてその大切さを知る こんなブログを読んだ。末期がんの彼と結婚した女性の話。ブログの作者は、最後にこんな文章を書く。「愛する人の死を具体的に想像することはとても大事なのではないか」ということです。 これはとても難しい事だし、すごい想…

オリンピックが見せてくれたスマートテレビの夢の夢(ホームサーバの戦い・第125章)

スポーツ観戦はライブで観なければ意味がない連日の深夜ロンドンオリンピックの結果は、翌日新聞やワイドショーでダイジェストで結果を教えてくれるが、それでは心が離れてしまい、そこに参加している気分がなくなる。どうしても、リアルタイム観戦で観なけ…

シャーロックとダークナイト・ライジングの奇妙な共通点(ネタバレあり)

ラストの墓石8月5日、BBCのドラマ「SHERLOCK」の第2シリーズの最終回「ライヘンバッハ・ヒーロー」を見た。ストーリーの元は、コナン・ドイルの「最後の事件」。原作のストーリーの結末は、その後の調査で、ホームズと教授は格闘の末に滝壷へ転落したのだろ…

大いなる力には大いなる責任が伴う

映画「アメイジング・スパイダーマン」から映画「アメイジング・スパイダーマン」を見てきた。スパイダーマンシリーズを監督・キャストを変えて再起動(リプート)したものだという。映画上では表現されてはいないが、原作のアメコミ「スパイダーマン」と同じ…

テレビとツィッター(ホームサーバの戦い・第124章)

テレビの中にツイッターが入ることが重要になって来る。前項「ロンドンオリンピックでNHKのテレビの見方が変わった(ホームサーバの戦い・第123章) 」で起きたことは、これから日常になることだ。今までは、新番組を作っても、新聞に広告を出すか、テレビが自…

ロンドンオリンピックでNHKのテレビの見方が変わった(ホームサーバの戦い・第123章)

もちろん、ほかの民放でもオリンピック中継はやっている。だが、NHKの放送は特殊だ。というのは、オリンピックの中継をやっているのが、地上デジタル総合の「NHKG」、「Eテレ」、BSの「BS1」、NHKラジオ第一の「R1」、そしてオリンピック放送用のHP 「ロンド…

探索・みずいろの手紙

みずいろの手紙は死者への手紙?歌手あべ静江は、7月13日靖国神社の「みたままつり」で歌った「みずいろの手紙」で号泣してしまったという。“お元気ですかそして いまでも愛していると言って下さいますか” 台詞を言い終え いつものように歌い出した… “みずい…

いじめられっ子の方がイノベーターになる可能性が高い(日本人はキャパシティが落ちている・3)

いじめられっ子の利点前項キャパシティの広い人を作るで考えたのは、単純にいじめによる犠牲者を減らすことでいじめのない関係を作ることではなく、実は、いじめられることに何か理由があるのではないかと思ったからだ。そういうことを書くと、いじめられる…

キャパシティの広い人を作る(日本人のキャパシティが落ちている・2)

最近、放送されているミステリー作品、NHK BSの「SHERLOCK 」や、映画「アンフェア」の雪平夏見、テレビ朝日「相棒」の杉下右京などを見ていると、彼らはチームワークなどよりも単独で行動する。雪平などは、仲間を信じていない。杉下は、警察仲間から、遠ざ…

日本人のキャパシティが落ちている

世の中の地盤沈下連日報道されているいじめ問題を考えていくと、なぜか芸能人の生活保護問題がオーバーラップしてくる。どちらも、ネットの反発が火に油を注いでいる点で共通点がある。NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の事務局次長の湯浅誠氏は…

考えるブログ

ブログを完成品と考えるか、過程を楽しむものと考えるかオルタナティブブログのアイディアは薄暗い小部屋にある、あるいは「考える」とは何かというブログを読んでいて、僕のブログの作法と同じ部分と違った部分があった。著者の白川克氏によると、3つの段…

ネットの処刑人

マンハッタンの処刑人と正義の女神BSのD-lifeで、「クリミナル・マインド」の第一シリーズ放送されている。昨日、放送されたのは「マンハッタンの処刑人」。EP17 マンハッタンの処刑人マンハッタンで猟奇連続殺人事件が発生。犠牲者はいずれも目隠しをされ、…

マジョリティ憑依によるいじめの断罪

いじめっ子をいじめるというマジョリティ憑依大津の中二自殺事件、ネットではすでに名前が特定されている。これなどは、教室の中の閉鎖的ないじめが一挙に公開処刑と化してしまったことになる。マジョリティ憑依に関しては、「マジョリティ憑依」が多すぎる…